優秀作品紹介
不二誌一般版10・11月号
今月の最優秀作品
支部 | 作者名 | 選評 | |
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神奈 | 斉藤 仲子 | 運筆による墨色の変化、 線の響きが瀟洒な趣を放つ美しい書。 姿勢、 執筆、 意先筆後にも留意したい。 | |
白山 | 松岡 清翠 | 文字の懐広く、 リズム良く大らかに書き上げた。 迷いの無い線は明るく美しい。 腋の開張を心懸けたい。 | |
奈良 | 井本 江里 | 紙面に筆踊り、 真ん中の広い余白が爽やかで規模雄大な作。 格調の高さを求めたい。 | |
観門 | 菅原 愛山 | 闊達な運筆による豪快さの中に、 随所に見られる収筆にも沈着さを持つ。 存在感のある秀作。 | |
木月 | 荒 恭子 | 潤渇濃淡程良く、 切り込んでいく線が心地良い。 規格の大きい作で筆意の充実感あり。 | |
九書 | 長谷川 裕美 | 深く沈んだ線と軽快な線を織り交ぜ、 墨の潤渇が生きて余白も美しい。 字間行間共に響きあう情感のある作となった。 筆を見付けて新境地を開拓した。 |