公益財団法人日本書道教育学会

書道師範コース

卒業までの流れ

書道師範コース卒業までの流れ
  • カリキュラムは4ヶ月を一期とし、基礎科8ヶ月・専攻科1年4ヶ月の計2年で構成されます。
  • クラスは時間割によって同じ基礎 I でもいくつもの時間帯が用意されておりますのでご都合のいい時間帯をお選び下さい。
  • 週1回、120分授業です。
  • 2年間の過程を修了すると書学院卒業となります。同時に希望者には師範試験を受験し、師範認定を受けることができます。

基礎 I :(4ヶ月)週1回 120分/隔週(月2回)240分

廻腕法による楷書の習得から、かな入門まで

廻腕法とは中国清朝の書家・楊守敬によって日本に紹介された執筆法で、日本では明治の大家・日下部鳴鶴(1838〜1922)が生涯この書法を実践し、作品を制作しました。
この、手首を曲げて固定し、筆に指を4本添えて書くという執筆法の基本を学習する事により、執筆の習癖を矯正し、確かな姿勢と筆づかいを身につけます。また、小筆の使い方から、かなの単体を学びます。

教材:書道新範、津田永忠碑、梅雪かな帖(上)、不二誌

基礎 II :(4ヶ月)週1回 120分/隔週(月2回)240分

行書学習、かな、写経

このコースでは廻腕法で培った姿勢と構えをもとに一般的な執筆法の双鉤法(そうくほう)に展開して、いろいろな筆づかいや特徴的な表現を学びます。
楷書では六朝楷書の鄭碑、造像記。行書では行書千字文、王羲之の蘭亭叙等の臨書体を研鑽します。また、かなの基本として変体がな、連綿などを学習します。

教材:書道新範、写経実践、犀水千字文(行書)、梅雪かな帖(上)、不二誌

専攻 I :(4ヶ月)週1回 120分/隔週(月2回)240分

楷書学習ー中国六朝、唐代の楷書、かな、写経

ここでは楷書千字文および唐の四大家である欧陽詢・虞世南・褚遂良・顔真卿の代表的作品を取り上げて、表現法を研究します。また、その歴史的背景を知り、作品鑑賞の為の知識を身につけます。
かなでは行書き、散らし書きの基本を学び、蓬莱切の臨書まで進みます。

教材:書道新範、犀水千字文(楷書)、梅雪かな帖(中)、不二誌

専攻 II :(4ヶ月)週1回 120分/隔週(月2回)240分

行・草書学習、かな、写経

唐代の祭姪稿、宗代の黄州寒食詩巻などの特色ある行書の筆づかいを研究し、更に草書へと展開して草書千字文等を学び、用筆や運筆の見事さを体得し、草書の崩しの読み方も学びます。
かなでは関戸本に焦点を当てて仮名の臨書法を学びます。そして書の基本学習として最適な細字を学びながら、写経の基本体を学習します。

教材:書道新範、犀水千字文(草書)、関戸本古今集、不二誌

専攻 III :(4ヶ月)週1回 120分/隔週(月2回)240分

かな学習(卒業制作)、写経

和漢朗詠集および卒業制作の課題である高野切三種を集中的に学習して卒業制作のかなの出品作をつくり、かなの総仕上げをしていきます。

教材:高野切三種、写経、不二誌

専攻 IV :(4ヶ月)週1回 120分/隔週(月2回)240分

隷書学習、卒業制作(漢字)、理論と実習、写経

漢字学習の総仕上げとして、まず張遷碑、曹全碑、岸田吟香翁碑といった代表的な隷書作品を取り上げて隷書法を学びます。卒業制作の漢字は基礎 I から専攻 IV までに学習した漢字古典の臨書、または千字文、新和様もしくは創作作品のいずれか一点。

教材:張還碑、曹全碑、岸田吟香翁碑、写経、不二誌

師範試験

書学院卒業予定者および書学院卒業生が師範試験を受験する場合、普通に全国書道検定試験を受験されるよりも免除される項目が多くなります。すなわち、筆記試験の「書道史及び書論その他」のみを提出すればよく、しかも自宅で受験することができます。

通常3月上旬に検定試験の問題を発送いたします。3月上旬から中旬にかけての締切日までに書学院まで御返送いただくか、またはご持参ください。

師範試験に合格された方には、免許状と標札を交付(有料)いたします。

受講料

入学金

一般
¥10,000
学生
¥7,500

※65歳以上の方は入学金を免除いたします。

授業料

  基礎 I 基礎 II 専攻 I 専攻 II 専攻 III 専攻 IV
一般 ¥60,000 ¥60,000 ¥60,000 ¥60,000 ¥75,000 ¥75,000

※専攻 III ・ IV には特別研修費が含まれています。

※学生の方には割引があります。詳しくはお問い合わせください。

※書道師範科は不二誌一般版(1冊800円)を副教材として用います。

師範試験受験料

一般・学生
¥25,000