優秀作品紹介
不二誌一般版 6月号
漢字条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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新書 | 小柳 浩美 | 栗丘 | 吉池 芳葉 | 三条 | 羽二生 陽香 | |||
書学 | 栗山 美代子 | 九書 | 久冨 由紀 | 花水 | 伊藤 綺水 | |||
新書 | 中野 龍 | 書学 | 福田 真満子 | 加茂 | 小池 明美 | |||
水茎 | 浅井 裕美 | 天草 | 山川 京子 | 文化 | 須藤 麻衣子 | |||
書学 | 網本 朱美 | 曙会 | 菊地 典子 | 思水 | 伊久美 旬杏 | |||
永岳 | 新井 ツヤ子 | 山口 | 神田 真理子 | 苗間 | 山﨑 美子 | |||
埼玉 | 丸山 貴史 | 寺崎 | 桝屋 綾乃 | 華水 | 岩永 房水 |
かな条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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いち | 榊原 由紀子 | 郁野 | 英 郁野 | 本渡 | 富田 佐登子 | |||
書学 | 𠮷田 裕子 | 清和 | 佐藤 晴彦 | 東西 | 村澤 澄子 | |||
一楊 | 松井 韶子 | 書学 | 平木 道代 | 山口 | 村岡 真由美 | |||
水茎 | 川上 直子 | 高田 | 大図 久美子 | 紅彣 | 磯﨑 あゆみ | |||
長野 | 岸 久子 | 福岡 | 小川 慶舟 | 永岳 | 岡部 瑛心 | |||
CY | 工藤 翠鳳 | 山口 | 神田 真理子 | 書学 | 伊藤 律子 | |||
南丘 | 山田 ひとみ | チヨ | ロジナック 瑞子 | 華水 | 岩永 房水 |
新和様条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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桃林 | 斎藤 江葉 | 栗丘 | 吉池 芳葉 | 岩書 | 土方 香茗 | |||
竜渓 | 村松 健次 | 千厩 | 伊藤 庸子 | 島田 | 田村 潔 | |||
山口 | 村岡 真由美 | 髙峰 | 小関 霞城 | 九書 | 久冨 由紀 | |||
湘花 | 阿部 のりこ | 紺青 | 下澤 克予 | 永岳 | 新井 ツヤ子 | |||
西湘 | 瀬戸 裕江 | 書学 | 戸上 晶子 | 蘭燈 | 山﨑 燈水 | |||
青山 | 鈴木 久子 | 書学 | 高島 真保 | 長野 | 岸 久子 | |||
水茎 | 布川 裕美子 | コム | 石井 鞠子 | 越谷 | 関口 真理 |
実用書
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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金子 | 金子 シゲ子 | 書学 | 渡邊 奈穂子 | 墨美 | 高橋 秋帆 | |||
平泉 | 三澤 恒山 | 香 | 金友 菊枝 | 頸城 | 渡部 日菜 | |||
岩手 | 渡辺 泰安 | 水茎 | 大島 絹子 | 越谷 | 横田 眞紀子 | |||
阪二 | 藤井 慶子 | 建中 | 渡邉 翠月 | MM | 芳賀 鳳泉 |
細字
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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月倫 | 黒河内 倫子 | 伊賀 | 石田 春代 | 岩手 | 渡辺 泰安 | |||
阪二 | 渡辺 幸子 | 日報 | 鳩岡 淳子 | 日報 | 藤原 一雄 | |||
書学 | 波部 富美 | 紅彣 | 鈴木 壽美 | 書学 | 笠原 順子 |
篆刻
支部 | 作者名 | 選評 | |
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島田 | 田村 海峰 | 澄観の二字の白文が朱色の中で見事に収まり心に韻く。澄の偏と旁のバランス、観との相讓相避による二字が、刀の切れの良さで堂々と映える。 | |
書学 | 武田 翠柳 | 澄観の二字を縦に収めての刻。一字毎に界線で囲み、印面を引き締めている。辺縁の刀の切れ込みが趣きを出しての秀作。 | |
水茎 | 武藤 美榮 | 一見してまだまだこれからの作と云えるが、素直に刀を使い平凡ながらよく収めている。更なる技法の修得に努めての今後を期待したい。 | |
水茎 | 山下 啓子 | 「静」を一字右に置き、「者安」の二字を左に配字しての創意は見事。辺縁を含めて、線が甘いので、更に刀法の修得に努めて欲しい。 |
一字書
支部 | 作者名 | 選評 | |
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宮城 | 長嶋 翠月 | 内容豊かな見て輕妙洒脱。琴線に觸れる書だ。絹目箋に淡墨を用い長鋒羊毫を驅使して見事。一字書は斯く有りたい。 | |
光風 | 杉本 華泉 | 活字體の潟に幽せられて字にも書にもならない作品が多かったが、筆冩體で書して筆脈も貫通。雅印の變形印もよかった。終盤が、オ、ワ、リ、では淋しい。 | |
釆女 | 熊野 素心 | 墨色の美、點劃の響き、線の遊び、餘白の全て、申し分なし。所謂藝に遊ぶの世界を楽しんでいる。今後は、大作にも取り組みたい。 | |
三木 | 宮田 雲鶴 | 紙面を壓倒する筆力をしてよく紙面に定着。曼殊院のあの大床の間に軸装して掛けたい位錬達の筆致を賞でる。 | |
一色 | 飯塚 幸子 | この紙面に、この墨色、細目の線で実に爽やか。餘白の白さが際立ち、簡明にして氣が立つ。起筆以前の意先筆後の構えが見える。 | |
九書 | 山内 静香 | 省略された點劃に剛柔自在の筆運びの妙を見せて、筆力紙背に透過。「天」字に由来の平假名の「て」の姿も見えて美しい。場中第一。 | |
書学 | 今村 重子 | 金契文で鍛えた筆力を以て、假名の「て」字を表現。變體假名の古意を含みて深長に書す。印も變形印なら更に魅力を増そう。 | |
沖縄 | 都丸 和哉 | 正攻法で「天」の草書を書き乍ら、墨色變化が実に美事。或は、平假名の「て」の字のイメージで、「一」と「三」の組合せに迄還元しての造型だ。 |