優秀作品紹介
不二誌一般版 2月号
今月の最優秀作品
支部 | 作者名 | 選評 | |
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真木 | 幸田 芳春 | 平淡古雅に趨く書である。 筆力筆勢とも充実した。 重なる文字 「夜」 を変化させ紙面に表現し心へと表情豊かな書へと展開した。 | |
清和 | 横田 清香 | 鋒先を効かせた直筆で伸びやかな線が、 懐の広い文字を創りながら流れている。 渇筆部での筆の開閉が巧みで美しい。 | |
伊賀 | 石田 春代 | 美しい墨色でおだやかに書き始め、 楽趣ある景色を表現出来た。 「砂」 を少し小振りにすると、 又異なった雰囲気になる。 | |
観門 | 菅原 愛山 | 漢字二行書きの構成として、 一行目に九文字を配して流動的かつ力感溢れた造型性が凄い。 二行目も大胆、 秀逸の作。 | |
書学 | 原地 桃香 | 渇筆で延ばした「し」「」の疎の横に、 潤筆の文字を密に配し、 その対比が鮮やか。 多彩な深い線から練度の高さが窺える。 | |
西宮 | 三橋 恵子 | 直線を効かせた表現が読み易く、 素朴で明るく軽快な作となった。 二行目の 「ん」 の収筆を流さず、 字形に一工夫欲しかった。 |