公益財団法人日本書道教育学会

よろこびの声

検定試験に合格された方のよろこびの声をご紹介します。

令和6年度

書道師範 合格  野嶋 香様

気持ち新たに

書道師範合格の通知をいただき安堵した気持ちと同時に、感謝の思いでいっぱいです。  
 私は娘が幼稚園の頃、書道教室に通いだしてから一緒の話題にできたらと思い、習い始めました。先生の勧めで不二誌に毎月提出しながら二十年前に司教を取得しました。五年前に先生のお教室のお手伝いをする事になり、今のままでは子供たちに自信を持って教えることができないと思い、師範の取得を決心しました。
 まず過去問を取り寄せ、理論問題は暗記の為、書道史から書家と法帖を書き写しました。千字文は、書いて憶えていきましたが、次の日には忘れている為、何度も書いて憶えていくしかありませんでした。苦手な条幅の自運は、先生からご指導をいただきながら不二誌の写真版を参考にして、書き込みました。試験日が近づいてくると、実技時間は、二時間三十分のため、不二誌の今までの課題を問題と仮定して、時間内で書けるように、各問題の時間配分を考えました。
 毎月の不二誌の成績に一喜一憂している日々ですが、筆を持つ時間が好きです。古典の臨書を大切に、より一層精進していきたいと思います。