公益財団法人日本書道教育学会

各種表彰

第67回文部科学省主催 社会通信教育修了者表彰式

第67回文部科学省主催 社会通信教育修了者表彰式

第67回文部科学省認定社会通信教育修了者表彰式は、4月21日、文部科学省内の第一講堂で開催されました。今年は、20団体42講座の修了者のうち43名が文部科学大臣賞を受賞。本会からも5名の修了生がこの名誉ある賞を授与されました。

表彰式では、文部科学大臣 馳浩氏より式辞をいただき、個人で学ぶ楽しさや喜びを与えるだけでなく、家庭や地域、職場など社会にも活力をもたらす生涯学習の重要性を述べられ、受賞者の皆様には今回の受賞を契機に、生涯を通じて更に深く学習を続けてほしいと期待を寄せられました。また、一般財団法人社会通信教育協会会長井出久氏は祝辞で、一つの講座を最後まで学び続けた修了生の皆様の努力と粘り強い意志に対して敬意を表するとともに、今後も受講者の学習ニーズの多様化・高度化に伴う教育内容や指導方法、講座の拡充等に改善・検討を重ね、文部科学省認定社会通信教育の発展に努めていきたいと述べられました。

祝賀会は会場を東海大学交友会館に移して行われ、初めにこの度の熊本地震の被災者・犠牲者の皆様に黙祷を捧げました。祝賀会は修了生にとって他の受講生と交流を深める良い機会となり、書道とペン習字の面白さや難しさについて意見交換をしたり、用具の入手方法について情報交換をするなど、最後まで和気藹々とした雰囲気の中で過ごされました。

今年の受賞者の皆様は、″趣味として書道を始めたい〟〝しばらく離れていた書道を再開したい〟等の理由から本会の通信教育講座を開始。学習を進めていく中で生まれた″もっと深く学びたい〟という気持ちは、書学院にも通学したり、書店で多くの資料を購入したりという行動に表れていきました。そんな皆様が書道やペン習字について話しているときには、″好き〟という気持ちが溢れているようでした。

現在、受賞者の皆様は、書道やペンの師範を目指したり、不二誌への競書出品に挑戦したりと、書道・ペン習字学習の新たな一歩を踏み出しています。

受賞者の声

栄えある文部科学大臣賞を受賞された方々の、喜びの声を御紹介いたします。
受賞者一人ひとり、受賞までのさまざまな思いを込めて語られています。現在受講中の皆様にも励ましとなり、また目標となることと思います。

思いもよらぬ賞をいただいて 浜田 幸一 書道基礎科講座
文部科学大臣賞を受賞して 鮫島 誠 書道専攻科講座
継続は力なり 森 典子 ペン習字基礎講座
ペン習字基礎科講座を修了して 霜倉 里香 ペン習字基礎講座
ペン習字教育講座を修了して 鍵谷チヅ子 ペン習字教育講座

思いもよらぬ賞をいただいて書道基礎科講座 浜田 幸一

書道基礎科講座 浜田 幸一

一昨年、会社勤めをほぼ引退し、何か趣味をと考えて居りました。昔から字を書く事は好きでしたので、地元の生涯学習の書道に参加しました。その後は知り合いの先生から添削を受けつつ、独学で勉強して参りました。しかし独学では行き詰る事や疑問点が多く、どうせやるならきちんと学ぼうと、昨年四月から本講座に御世話になった次第です。現在は講座も修了し、次のステップを検討中でございます。

今回の講座を通して、基礎をしっかり丁寧に御指導いただきとても感謝して居ります。せっかく始めたこのすばらしい趣味ですので、今後もゆっくりですが、末永く継続して行きたいと考えて居ります。

文部科学大臣賞を受賞して書道専攻科講座 鮫島 誠

書道専攻科講座 鮫島 誠

この度は、文部科学大臣賞をいただき誠に光栄に存じます。

私が通信教育を始めたのは、五十歳を過ぎて何か自分の生涯教育になる事を始めたいと思ったのがきっかけです。小学校から大学まで書道部に属しておりましたが、社会人になってからは全く筆を執ることがありませんでした。そして会社に勤めて三十年が過ぎ、定年が現実的なものなった頃、今の内に「書」を一から学び直したいという強い気持ちがわき、日本書道教育学会を選びました。

書道専攻科では、楷書、行書、草書、かな、隷書、篆書を対象に、手本・法帖の臨書及び創作を行います。法帖の臨書では、まずその書籍で運筆の練習をし、ある程度習得した後、課題に取り組むようにしました。特に、かな、隷書、篆書は始めて学ぶ科目でしたので、別途基礎編のテキストを購入し、筆の持ち方から始め、毎日練習しました。そして線質が手本に似てくると魅力を感じ、どんどん好きになっていきました。創作課題には最も時間を費やしました。作品の構成を検討する為に、著名な方の作品集を参考にし、毎月展示会にも足を運びました。しかし自分の構想通りに書けたとしても、それが良い作品なのかの評価に限界を感じ、未熟さを痛感した次第です。

通信教育は、学び方を導いてくれるテキストを軸にしますが、自分に必要な情報は自ら積極的に取得して日々練習に励む、独学をベースにした教育システムだと思います。 充実した二年間でしたが、やっと海から陸に上がったようなもの。今後も書芸の深さを習得すべく精進していきたいと思います。

継続は力なりペン習字基礎講座 森 典子

ペン習字基礎講座 森 典子

長く幼児教育の仕事に携わり、定年を迎え「大阪書学院・初心者歓迎」に誘われ、六十の手習いを始めました。体験入学でお会いした素敵な先生に導かれ、書道師範を取得し、卒業後も書学院に通いながら、ペン習字教育講座を受けています。書道で学んだ姿勢・目習い・手習いは、ペン字にも通じます。縁あって地域の子ども達に毛筆・硬筆を教える機会を頂きました。未熟な自分の力量に恥じながらも、尚一層貪欲に学ぼうとしている自分に驚きます。添削の先生方の講評の美しい文字や指導助言の内容が的確で納得でき、返信を心待ちにするようになりました。何より採点の点数が上がっていくのが嬉しくて意欲が湧いてきます。今後も素晴らしい教科書を基に少しでも時間があればペンを持つことが習慣づくよう、また少しでも質の高い練習ができるよう心掛け励んでいきます。

ペン習字基礎科講座を修了してペン習字基礎講座 霜倉 里香

ペン習字基礎講座 霜倉 里香

この度は、賞候補にご推薦頂き、ありがとうございます。

ペン習字を始めて数十年。筆圧やペンの運びにより、線質・紙面へのくい込みによる立体感など、書けば書くほどペン習字の奥深さを知り、心を込めて仕上げる喜びも感じる様になりました。そんな中、長年続けていることで、ないがしろになっている基本を見直したいと、基礎講座を受講し、誤魔化しの利かない楷書、字形の捉え方、止め・ハネ等、改めて基本に返る事ができました。

文字には、その時の気持ちが表れます。書けないと焦り始めると余計に書けないし、自分の出せる線質を楽しみ、集中出来る時間を味わい、基本を大切に文字を書く事を楽しむ姿勢を忘れずに、これからもペン習字を継続して行きたいと思います。

ペン習字教育講座を修了してペン習字教育講座 鍵谷チヅ子

ペン習字教育講座 鍵谷チヅ子

主人が会社を退職後、四十年近くの年月を経て郷里の九州へ、浦島太郎のごとく帰って来ました。関東の方では通信教育、スクーリングと参加していましたが、あわただしく過ぎ、少し落ち着いたら又始めたかったのですが情報が中々なく、ふとした事から古い資料が見つかり、早速電話を入れ「不二誌」「ぺんの力」に入り、再び初心にかえり、並行してペン習字教育講座を受講し修了する事が出来ました。受講中、夏季・冬季のスクーリングには少し遠く出席出来ず、又質問券を見るにつけ頭の中で質問する事がまとまらず、もう少し勉強して、あれやこれやと先生に質問出来るよう精進したいと思い、今は書道基礎科講座をがんばっています。あせらず、無理せず、楽しく学んで行きたいと思っています。継続が目標です。今後共よろしく御指導お願い致します。